2024年 9月5日(木)発売

一歩一歩、森のなかを進んでいく主人公の二人。

小川を渡り、霧の中を歩く。

緑の香り、風と光、鳥の声、水の音……。

ゆっくりと森の奥に進んだ二人はやがて、ある命の神秘に出会う。
 

しずかな みずうみ』『また きっと さこう』など、自然への畏敬と愛しいまなざしにあふれる世界を描く絵本作家・山﨑優子。

最新作『もりへ おいで』では、四季折々の森の風景を細やかに、そして生き生きと表現しています。

作者のまなざしが描くおおらかな森の温もりー その美しい情景描写と温かな言葉は、子どもたちの心に自然への愛と好奇心を育むことでしょう。

作者からのメッセージ

大きな森の中にはいると、まず、「おそれ」がふってきます。
天をおおって繁茂する空間も、そのうつろいのすがたで見せてくれる時間も、あまりに圧倒的で、自分がとても小さくはかなく思えます。
その一方で、おだやかな森は居心地がよく、身も心も解き放たれます。
日の光、梢をゆらす風、静寂、ささやかな音、香り・・などがごちゃごちゃになって醸し出す気配につつまれて、なんだかものすごく元気になるのがふしぎです。
 
ただ森にいるのが好きです。
若い家族や友人やそのこどもたちといっしょに森にいて、おさない人たちのそばにすわり、かれらが森となかよくなっていくのを見守っていると、自分がおだやかな老木になれた気分です。森のめぐりのひとこまに紛れこんだようで、生きていまここにあることはもう奇跡だなあと、そのさいわいに気づいてしまいます。
ひとも自然なのだと、からだじゅうでわかりたくて森へ出かけていきます。
おいで。と、森に呼ばれている気もして。

山﨑 優子

山﨑 優子(やまざき ゆうこ)

神奈川県出身。作品に『しずかな みずうみ』『また きっと さこう』『ぽってん あおむし まよなかに』『るすばんいす』『たんぱらん』(以上、至光社)、『ぼくたちのうた』(小学館)などのほか、「こどものせかい」に多数発表。 絵物語『ポンポロッコの森』シリーズ(個人出版)はライフワーク。 絵本しごとのほか、カレンダー原画、挿画、海外アートフェア出品など。 だいたい毎年個展開催。 制作とくらしのすきまに浜歩き森歩き。

 

 

絵本のご購入


もりへ おいで

山﨑 優子 絵と文


定価1540円(本体1400円+税)

250×250mm



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名前名前

ISBN 9784000000000
判型100ページ/定価1,100円(本体1,000円+税)

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