丘の上のレストランに住んでいる、ちいさな妖精ぴっぱぴっぱ。
色集めと歌が大好きな彼らは、不思議な道具をもって身のまわりの美しい色を集めにでかけます。
くだもの、葉っぱや花、空や海…。たくさんの色を集めて帰ってきた場所には…。
「おうさまのたからもの」「わたしうみにいったのよ」の作者・糟谷奈美さんの最新作は、繊細な計算に裏打ちされながらも大胆な構図と、精緻で自由な筆致をもって表現した 色彩豊かなファンタジー。
子どもの時に父親から見せてもらったプリズムで、色は光だと知ったという糟谷さん。その美しく不思議な色に夢中になった体験が心の奥深くに残り、時を経て、この1冊の絵本が生まれました。