【2023年7月号】Editor's Room

2023.06.05   編集より

 

最初にダミーブックを拝見した時、母ガモと子ガモは一緒にいながらも、それぞれの時間と空間があって、それが交わり離れ重なり共に広がっていくさまの、なんともいえない心地よさと楽しさ、母ガモと子ガモへの愛しさにあふれたまなざし、ラフスケッチののびやかな絵の魅力に胸がワクワクしました。

 たくさんの絵本を作られているみやもと先生は、いろいろな画風でその世界を楽しませてくれます。「絵のイメージから描くのではなく、お話をつくって、そこからのイメージで絵を描く。それは舞台をつくる、そんな感じ」とおっしゃっていました。人形劇の原作や美術にも携わっておられ、先生にとって絵本は、まさに真っ白な紙の上につくる舞台なのだと感じました。

 お互いを想いあい、日々いろいろな体験をしながらそれぞれの力を発揮し、共に成長していく親子の姿。みやもと先生ご自身のあたたかい親心と、今なお元気な子ども心。絵本づくりにむかう真っ直ぐで純粋なお気持ちのままの、愛情と愛嬌たっぷりな絵本になりました!(M.K)
 
 
 

▼ 最初のダミーブック。ラフの段階から絵本の魅力があふれています。

 


 

▼こどものせかい2023年7月号
 「ママと とんだ」をみる

 

 

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