【2024年2月号】「こだぬきの おねがい」
2024.01.05
月刊絵本
冬の夜、お母さんが子どもに語る昔話
鉄砲名人の善造が捕まえたのは
たぬきの親子でした
母だぬきの願いで子だぬきは逃がしてやりましたが
その夜、子だぬきがやってきて…
やさしい語り口が心地よく響きます
2024年2月号「こだぬきの おねがい」
山崎陽子・文 篠崎三朗・絵
「こんやは おかあさんの おじいさんが そのまた おじいさんから きいた おはなしを しましょうね。それは むらいちばんの りょうし ぜんぞうどんの はなしよ。ぜんぞうどんは わなを しかけて きつねや たぬきを つかまえる めいじんだったんですって。」
「あるひ しかけておいた わなに おおきな たぬきが かかって ぜんぞうどんは おおよろこび。そっと ちかよってみると それは けなみのいい かあさんたぬきで かわいい こだぬきが しがみついていました。『こりゃ ええど。おやこなら もっと たかく うれる』」
「すると かあさんたぬきが まーんまるな めで ぜんぞうどんを みつめて りょうてを あわせました。『どうぞ このこだけは たすけて。おねがいだから』 ぜんぞうどんが びっくりしていると かあさんたぬきは こだぬきに 『さあ はやく おにげ。 さあ』」
つづきは ぜひ絵本で ご覧ください
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