【2024年9月号】絵本づくりの仕事場より/片柳弘史

2024.08.05   仕事場

 

 去年の今ごろ、幼稚園の先生から「アッシジのフランシスコの『太陽の讃歌』のような絵本があるといいのだけれど」といわれました。『太陽の讃歌』というのは、「兄弟である太陽によって神に賛美」「姉妹である水によって神に賛美」というように神が造ったものを一つひとつ取り上げ、神に感謝する祈りです。

 そのときぱっと思いついたのが、いつも幼稚園で子どもたちに見せる写真でした。わたしはいつも、教会の庭や近くの公園で撮った花や鳥たちの写真を何枚か見せ、「この世界は本当にきれいだね。神さまありがとう」というところから子どもたちへの話を始めるのです。それをそのまま絵本にしたようなこの作品が、子どもたちの心に、自然を大切にする気持ちを育てるのに役立てばと願っています。

 

 

 

▼ 片柳弘史 プロフィール

カトリック宇部教会主任司祭。1971年埼玉県生まれ。1994年慶応大学法学部法律学科卒業。1994〜95年インド・コルカタにてボランティア活動。マザー・テレサから神父への道を勧められる。1998年イエズス会入会。2008年上智大学大学院神学研究科修了。同年、司祭叙階。現在は山口県宇部市で3つの教会の主任司祭、3つの幼稚園の講師、刑務所の教誨師。

◆著作に『みんなのやさしいおかあさん マザー・テレサ』(絵・つるみゆき/文・片柳弘史、至光社)『こころの深呼吸〜気づきと癒しの言葉366』『やさしさの贈り物〜日々に寄り添う言葉366』(教文館)、『世界で一番たいせつなあなたへ〜マザー・テレサからの贈り物』『何を信じて生きるのか』(PHP研究所)『ひめくりすずめとなかまたち』(キリスト新聞社)など。

◆Eテレ『グレーテルのかまど〜マザー・テレサのチョコレート』、テレビ朝日『ぶっちゃけ寺〜キリスト教特集』などに出演。ブログX(旧Twitter)facebookを通しても情報発信している。

 

 


 

 

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