【2025年4月号・見本】絵本づくりの仕事場より/近藤えり
「天地創造」をこどもたちに伝えられるお話しができないか、というのがこの絵本づくりの始まりでした。
「天地創造」をこどもたちの身近なことに置き換えることができないか?と考えを巡らすうちに、何もないところから何かを生み出す、作り出す行為は「砂場遊び」に似ているなと思いました。
「天地創造」では、神が天と地を創造したことによって世界は始まりました。こどもたちは小さな砂場という空間から自分たちの世界を作り出し、そこで展開される遊びの中で、創造力、想像力、協調力、社会性、といった生きていく上で大切なことを学んでいきます。そして何度も壊して、壊れてもまた作る、「再生」という行為は、大人になってからも幾たびも訪れます。
衛生上の問題で砂場が減ってきている現状ではありますが、あらためて砂場遊びの大切さを見直すきっかけになれば、と願っています。
▼ 近藤えり プロフィール
神奈川県横浜市生まれ。絵本に『ほしのなるき ゆらゆら』『ハロウィンの たからもの』(至光社・こどものせかい)、『ライオンと うさぎ』『のらねこの クー』(鈴木出版・こどものくに)『なきごえが じまんの きつね』(こころの絵本大賞受賞作品)などがある。
▼【見本】こどものせかい2025年4月号
『すなばあそび』をみる
▼ 【見本】この絵本をもっとあじわう
片柳弘史神父とよむ こどものせかい
▼ 【見本】編集者による制作エピソードなど
Editor's Room
▼ 【園向け】
保育に役立つ絵本ガイドとダウンロードコンテンツはこちら
▼ WEBふろく「ちいさなひろば」へのアクセスはLINEがおすすめです。
特典として壁紙もプレゼント中!ぜひご登録ください。