【2025年2月号】Editor's Room
「至光社っぽいのが出来たんだけど、どうかな!」と、うれしそうにお話する先生はなんだか子どもみたいで、こちらもわくわく。ラフを拝見して、さらにわくわく。「雪ばかりだから、どう描こうかなあと思って…」とおっしゃる先生に「そ、そうですよね…楽しみにしています!」と丸投げで答えてからしばらくすると、この一面 光に照らされキラキラと輝く雪景色ながら、ほんわりとあたたかさが感じられる美しい原画が出来てきて、思わず歓声をあげてしまいました。
はりねずみの何ともいえない愛らしさ。友だちを思いやる心の素朴なぬくもり。「ともだちって いいな」の言葉に込められている、いろいろな想い。静かで、穏やかで、清々しい、雪ばかりなのに春のひだまりみたいにあたたかい絵本。ふっと大切な友だちの顔が思い浮かぶのではないでしょうか。
高木先生は面倒見がよくて、交友関係も広く、とても行動的な方という印象。絵本のアイデアもどんどんあふれてきて、手掛けている作品もたくさんあるご様子。よく旅にも行かれるし、美味しいものもよくご存じで、食べ歩きもお好きなよう。配信されるSNSでも、その楽しさが伝わってくる。そんな日々の心の栄養が、絵本の種を育て、花を咲かせているのだろうなあと思う。
このはりねずみくん、どこか高木先生に似ているような気がする。どこだろう?かわいい…いえ、そこではなく(失礼)、まあるい瞳? とことこと歩く姿? …そっか。友だち思いで、まっすぐでシンプル、すべてを楽しんでいる感じが似ているのかもしれない。今頃、とことこと、またどこかへお出かけしているかもしれないなあ。うふふ。 (M.K)
▼ 高木さんご先生のInstagramより
▼制作ラフとできあがった絵本
ラフは初案〜No.3まで
ページごとに試作を経て本描きされました
▼こどものせかい2025年2月号
『ともだちって いいな』をみる
▼ 作者のことば・プロフィール
絵本づくりの仕事場より
▼ この絵本をもっとあじわう
片柳弘史神父とよむ こどものせかい
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